肩・腕の痛み
症状
肩の関節を動かすと痛い。腕を上げることができない。夜間の痛みで目が覚める。
疾患
肩関節周囲炎(五十肩):肩関節の痛みと動きの制限を伴い炎症の程度によりさまざまな症状を起こします。初期は炎症だけですが痛みのため動かさに事により関節の拘縮を起こします。拘縮を生じた状態で受診することが多いのですが拘縮を生じる前に治療をするほうが回復が早いと思います。治療は消炎鎮痛剤、運動療法、注射が有効です。
腱板損傷:肩の運動障害・運動痛・夜間痛を訴えますが、特に夜間痛で睡眠障害を訴えることが多いです。 運動痛はありますが、多くは肩の挙上は可能です。MRI,エコーにて確定診断できます。投薬、注射、運動療法により回復してきますが保存的治療で改善しない場合手術となることもあります。
インピージメント症候群:症状は肩を上げていくとき、ある角度で痛みや引っかかりを感じ、それ以上に挙上できなくなることが特徴的ですが肩関節周囲炎、腱板損傷と似た症状を呈するため鑑別が必要です。治療は安静、投薬、運動療法ですが難治例では手術が行われます。